そういえば、映画を観た訳じゃないけど、とある映画評を読みました。
映画は二人が離婚するところから始まり、時間を遡り、何も知らない二人が出会うところで終わる。
最後を知ってるからこそ気付く別離が決定的になったささいな一瞬。
幸せを疑わない盲目や、始まりに胸踊る期間の眩しいような哀しみ。
逆回転することで平凡な二人の出会いと別れが必然な出来事として描かれている、話らしいです。てか観てないけど(笑)
なんだか、もしも、どんな人でも、その映画と同じように人生を時間を遡る形でまとめたら、皆、悲劇になるんじゃないかな、と思いました。
死から始まり、生まれてくる瞬間で終わる話。
最期を知っているから、
夢に向かう努力も、退屈な毎日も、
愛する人との出会いも、無為な合コンも、
生きる意味を求める苦悩も、天命を感じた瞬間も
日々成長する幼少期も、アンチエイジングも、
全てなんだか薄くグレーのフィルターがかかったように哀しさにまみれて見えるんじゃないかなぁと。
エンディングになり、産まれてくる子供のシーンとか多分号泣っすよ。
どんなに輝いていて、前途洋洋で、すばらしい出来事がたくさん待っていそうな赤子が、
最終的に行き着くところを見てきてしまったから。
だから努力も模索も無駄だとか言いたい訳ではなく、ただただ、世の中は悲劇で満ち溢れているんだな…とぐだぐだ思ったわけです。
まぁそれでも模索をまた明日から続けるわけですが。
途中の話が輝いていれば輝いているほど悲劇性が増すと思うので、
悲劇が盛り上がるようたった一人、精一杯頑張るだけです。観客のハンカチがぐしょぐしょになるような大作にするべく。
あ、映画、『
ふたりの5つの分かれ路』って題名みたいっす。観てないけど。
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