ルポ 貧困大国アメリカ
週刊ダイヤモンドによると、貧困って言葉が流行ってるらしいっす。格差じゃなくて今度は貧困。
というわけで流行に乗って読んでみました。
いや、苦しくなります。
自由主義、至上主義万歳の国がたどり着いてしまうのはこういうところなのか、、と思うと、日本の将来にも暗澹たる気持ちが湧いてきます。
盲腸になっただけで医療費を払えず、普通の暮らしを維持できない人、
学士を取るために借金を抱え、返済が出来なくなり、自己破産する人、
市民権を得るために、口車にのって、軍隊に入ってしまう人。
民営化万歳な雰囲気に流されやすいですが、それだけじゃカバーできない部分ってあるんだねぇ、、、と、最近反省してます。
貧困に付け込むビジネス業者が大勢いるんですね。というか自分もその片棒を担いでる一員じゃないかと心配になってきました。
企業の一員として動くとき、自分が会社の利益のために取った行動により、他人の貧困、苦痛、苦悩を引き起こしてるかもしれない。それらは、数字に表れないし、自分には見えないところで発生しているかもしれないな、、、、と。
なんとなくなイメージですが、アメリカの大企業の幹部社員は、特に、自分の利益のためなら、他のものを踏み潰すことにあまり躊躇がないんだろうな、、、と思ってます。金融業界を中心に幹部はあほみたいなボーナスを手にしてるしね。。。。
これ読むと、オバマが当選したのも、妥当な感じがします。共和党は駄目駄目だな!!みたいな。
(っていうかこれ書いた作者は民主党寄りなんでしょうが。恐らく。その辺のバイヤスがかかっているということは考慮に入れないといけませんが。。)
この本、図書館で8ヶ月待ちでした。皆も関心があるんですね。サブプライムの影響か!!??
「
ファストフードが世界を食いつぶす」を読んだときも思いましたが、
なんか、荒涼としたところで生きてるな、、、って感じですね。かと言って何か具体的に実行するアクションは思いつきませんが。。。
とりあえず今度の衆議院選は必ず行かないとですね。
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