で、
能楽堂潜入の続き。
能の演目は清経です。
平清盛の長男-重盛の三男です。戦いの途中で、追い詰められて自害します。
でもって、妻の夢に現れるって話です。
私をおいて自殺なんて!病気でも討ち死にでもなく自殺なんて!
と詰る妻に自分の話を語る清経。
まぁ確かに、どうせ死ぬなら最後まで戦えや!と言いたい気持ちは分かる。
能は初めてなんすけど、お面つけてるんで、なんか頭身が狂って人間なのに人形のように見えます。
女の顔が無表情で怖い。。。
ちなみに、この公演では始めに「のう」繋がりだからか、脳科学者の茂木健一郎と作家
林望の対談がありました。茂木健一郎が、能の醍醐味はトランスフォーメーション、変体(漢字あってるかな?)にあると言ってました。一瞬にして全てが変わる、あっという間に反転する、そこが面白いのだ、と。
というわけで、その瞬間を楽しみに見てました。
最後南無阿弥陀仏で締められました。
トランスフォーメーションの瞬間は、自分には見出せませんでした。
みんな拍手のタイミングに戸惑ってましたが、解説字幕に、「全てが終わり、舞台は無に戻る」みたいなことが書いてあったので、拍手は不要、が正解なのでしょうか。
普段ない経験なので、楽しかったです。若干せっかちなんで早く進め!とか思っちまいますが。。
時間に追われて、心を無くしてるわってときに行くといいかもです。
薪能とか今度行ってみたいです。
ユネスコの無形文化遺産です。
PR
COMMENT